記事一覧

2025年の振り返り

今まで技術的な発信はもっぱらZennで行っていたのだが、技術以外の話を発信するために年末にnoteを始めた。 最初はこの振り返りもnoteでやろうと思っていたが、やはりとてもパーソナルな内容を書くにはnoteは重たい気がしたので、最終的にはしずかなインターネットに書くことにした。 という訳で、一年間の振り返りということで仕事やそれ以外のことについても書いていこうと思う。 仕事について 相変わらず大…

GoとOpenTelemetryで実装するWide Event入門

はじめに 最近、Jeremy Morrell氏の「A Practitioner's Guide to Wide Events」という記事を読んで、Wide Eventという概念に出会いました。 Observabilityの世界では「ログ・メトリクス・トレース」の3本柱が有名ですが、Wide Eventはこれらとは少し異なるアプローチを取ります。 この記事では、Wide Eventの概念を紹介しつつ、GoとOpenTelemetryでの実装方法を解説していきます。 Wide Eventとは Wide Eventとは、「関連しうる情報を可能な限り詰め込んだ構造化イベントのこと」です。...

生成AIで『納得するまで理解する』速度を上げて事業立ち上げをブーストしている話

こんにちは、ispecでCTOをやっている山田です。この投稿はispec inc Advent Calendar 2025への投稿です! 前回の投稿はCloudSailの開発を支えるseigoさんによるZig使ってみたい!!でした。まだジョインしたばかりですがCloudSailの開発をすでにガッツリ支えてくれているのと、興味のある言語についての記事をたくさん書いておりispecの他のメンバーも触発されていろんな言語に手を出すという現象が発生しています。良いこと。 続きをみる

OpenTelemetry GenAI規約におけるプロンプトの扱いの変遷

こんにちは、株式会社ispec CTOの山田です。この記事はOpenTelemetry Advent Calendar 2025、20日目の記事です。 Observability Conference Tokyoに登壇させていただき、個人的にオブザーバビリティへの関心が高まっているのでこちらのアドカレにも参加させていただきました。 https://zenn.dev/ispec_inc/articles/faae490267bbe4 はじめに LLMアプリケーションのオブザーバビリティを考える上で、プロンプトの情報をどう扱うかは重要なポイントです。 弊社は医療機関様向けの生成AI利活用...

Observability Conference Tokyo 2025に登壇しました

こんにちは、株式会社ispec CTOの @yamad07です。 少し間が空いてしまいましたが、Observability Conference Tokyo 2025に登壇させていただきました。 Observability Conference Tokyoは今回が初開催でしたが来年以降もぜひ開催されてほしいので、その想いも込めて記事として残しておきたいと思います(そして来年以降の開催にあたり、何かお手伝いできることがあればぜひ協力したい、という気持ちも表明しておきます)。 私とオブザーバビリティ オブザーバビリティに本格的に興味を持ったのは、弊社が今年の7月ごろから始めたCloudS...

ispecの事業を支える技術

はじめに 株式会社ispec CTOの山田です。先日、ispecでEMをやっている元バスケ部のshinyaと一緒にバスケをしたのですが、美しいハンドリングと華麗なシュートフェイントにより完全に叩きのめされました。ソフトウェア開発だけでなくバスケの技術力も高い頼もしいEMです。 さて、かくいう私ははるか昔にispecの技術選定に関する記事を書きましたが、あれから3年近く経ち、以下のような大きな変化がありました。 医療ドメインへのフォーカス AI/LLMを活用したプロダクト開発 3年が経過して事業の方向性も変わり、それにあわせて技術スタックも変わっているため、本記事では現在のispe...

Claude Desktopで開発環境の構築を自動化する

新しいライブラリを試すための環境構築の自動化 新しいライブラリやフレームワークを試したい時に、READMEを勝手に見に行って必要な環境を自動で作ってくれるAIエージェントを作った。 背景 サンプルプロジェクトで新しいライブラリを試しに触る場合、Windsurfなどのエディタを起動する前に先に環境を作っておく必要がある 環境を作るためにディレクトリを作成し、READMEを読んで初期化コマンドを実行する作業は意外とめんどくさい。この心理的コストが新しいツールを試す障壁になっている Claude Desktop + MCPで自動化する 以下の2つの機能を組み合わせてサクッと作る...